東京の私立学校の中で
開成・麻布・武蔵を〈男子御三家〉、
桜蔭・女子学院・雙葉を〈女子御三家〉と呼ぶのは有名です。
これらの学校が、「御三家」と称される最大の理由は大学への進学実績にあります。
かつての都立日比谷高校最強時代が
<学校群制度>導入とともに終わった以降は首都圏では中学受験ニーズが年々高まり、
それとともに男女御三家校の人気はうなぎのぼりで当然、その難易度も高まり続けました。
また、この6校に続けとばかりに他の学校も進学実績に力を入れた結果、
都内の男子校では海城・巣鴨・城北を「男子・新御三家」などと呼ぶようにもなりました。
最近では都内の女子校に於いては豊島岡・鴎友(おうゆう)・吉祥女子を
「女子・新御三家」などと称するようです。
また神奈川の私立校では
栄光・聖光・浅野を「神奈川・男子御三家」、
横浜雙葉・横浜共立・フエリスを「神奈川・女子御三家」と呼びます。
この「御三家」は言うまでもなく「尾張・紀伊・水戸」の徳川御三家から来ていますが
日本人は様々な分野で御三家や3でくくる言い方が好きです。
芸能人でも昭和のスター、橋幸夫・舟木一夫・西郷輝彦が御三家と呼ばれ、その後
西城秀樹・野口五郎・郷ひろみが新御三家と呼ばれましたね。
また、「御三家」とは違う言い方で三人をくくることも盛んに行われます。
三人娘(美空ひばり・江利チエミ・雪村いずみ)新三人娘(小柳ルミ子・南沙織・天地真理)
花の中三トリオ(森昌子・桜田淳子・山口百恵)などは特に有名です
<話が古くなってすいません>
これ以外にも日本、いや世界中で様々な分野の代表例として「三つ」でくくる言い方があります。
教育業界では駿台・河合・代ゼミを三大予備校といいますし、
世界の「三大珍味」、三大疾病(がん・心筋梗塞・脳卒中)、〇〇の三要素、トップ3,
ベスト3、などという表現は枚挙にいとまがありません。
おそらく我々人間にとっては「三つ」でくくることは一瞬で認識・判断するのに適しているのでしょう(専門的なことは全く分かりませんが、何となくそんな気がします)
「大・中・小」「S・M・L」「上・中・下」「金・銀・銅」「太・中・細」・・・・・・・
たくさんあります。
そういえば学校の成績も昔は「優・良・可」でその前は「甲・乙・丙」でした。
<またまた古い話で恐縮です>
さて今年度の東京の「男女御三家」をはじめとする私立中受験・高校受験・大学受本番に向けて最後の追い込みラストスパートの時期となりました。
これまでに各自がしてきた勉強・努力そして何よりも自分自身を信じて最後まで走り続けてください。
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頑張れ!!全国の受験生
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