近年では東大合格者、医学部合格者を輩出する中高一貫女子校に変化が見られます。それが、女子の新御三家です。特に豊島岡に注目していきたいです。



※情報は2021年7月時点の情報となります。


豊島岡女子学園中学校

以下、豊島岡女子学園中学校についてです。

【概要】

[所在地]
〒170-0013 東京都豊島区東池袋1-25-22
<最寄駅>
・JR「池袋駅」徒歩7分
・東京メトロ「池袋駅」徒歩7分
・西武線「池袋駅」徒歩7分
・東上線「池袋駅」徒歩7分
・東京メトロ有楽町線「東池袋駅」徒歩2分

池袋という立地条件からも人気のある女子校です。

豊島岡は、第一志望校としてはもちろんですが、2月1日入試がないため、女子御三家(桜蔭、女子学院、雙葉)をはじめとする超難関校の併願校としても、とても人気がある学校です。

なお、豊島岡は、新御三家の中では唯一、高校からの募集も行なっていますが、2022年度入試から、高校からの募集は停止されます。

また、

豊島岡は、女子御三家(桜蔭、女子学院、雙葉)と同様に、女子の新御三家の中では唯一、東大受験指導専門塾で有名な「鉄緑会」の指定校となっており、毎年、東大をはじめとする超難関大学、難関大学への合格者を多く出しています。

東大の最難関理科三類は2021年に出ていないものの、21名合格(うち19名現役)という難関の併願校である為、優秀な生徒が集まっている印象です。医学部進学率も非常に近年成績がいいです。

<建学の精神・校風>
「勤勉努力」の大切さを経験するために
1948(昭和23)年に同校が池袋に移転し、校名を豊島岡女子学園に変えた際に、のちの校長二木友吉先生が古い卒業生の話をヒントに取り入れたことが始まり。無心になり、基礎の大切さを知り、教育方針のひとつ「勤勉努力」の大切さを生徒に経験してほしいと考えたものだという。

白布に赤糸で縫うスタイルは70年近くずっと変わらず、朝の5分間の運針は豊島岡女子学園生を育てるための貴重な時間として存在し続けており、豊島岡の一能となっている。

生徒にも何か一能を見つけて伸ばして欲しいという「一能専念」という教育方針にもつながっているようです。




【運針とは?】
運針とは、表裏同じ針目に縫う手縫いの基本。和裁の基礎で、昔は自分で着る着物を自分で縫っていたので、まっすぐに綺麗な針目で縫っていくための基礎練習でした。
豊島岡女子学園の運針は、1メートルの白布に赤糸を使用。
指ぬきを使った正しい針運びに始まり、綺麗な針目(理想は4ミリ~5ミリ)、全体の長さ、スピード、美しい姿勢や立ち居振る舞いなど総合的な完成度を目指す。

基礎が大切なため、長さや縫い目に関係なく正しい手つきで縫えていない中学1年生は夏休み前に特訓を受けることも。上級生になるほど針目も整い、手元を見なくても縫えるようになる生徒が増えるようになります。

難関試験にも突破できるような集中力は朝の【運針】によって培われているのかもしれません。

カテゴリー: 中学受験

0件のコメント

コメントを残す

Avatar placeholder

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です