水桜会講師の現役東大生、滝川さんのインタビュー記事です。
本記事は、中学受験ブロガーのしろくまによる投稿となります。
講師自己紹介
名前:滝川
学部:東京大学薬学部
学年:大学4年生
出身高校:女子学院 高等学校
出身中学:女子学院 中学校
通っていた塾:希学園
中学受験について
しろくまさん
中学受験を決めた理由は?
滝川先生
兄と姉がいたが、2人とも中学受験をしていたので、中学受験をすることに疑問を持たなかった。また、頭の良い同級生が多い環境にいきたいと思ったため。
しろくまさん
中学受験を決めたのは誰?
滝川先生
親と自分が半々。
しろくまさん
中学受験準備を始めたのはいつ?
滝川先生
小学4年生から。小学3年生の時に、親の転勤でオーストラリアに住むことになったが、日本語を忘れないように小4から現地の塾に通い始めた。その塾では受験コースと海外居住者向けコースがあったが、より難しい受験コースを選んだ。
小学5年生の夏に日本に戻ってきて、秋学期からは希学園に通塾し始めた。
小学5年生の夏に日本に戻ってきて、秋学期からは希学園に通塾し始めた。
しろくまさん
塾に通う前は、どんな勉強をしていた?
滝川先生
特に何もしていませんでした。
しろくまさん
勉強以外の習い事は何をいつまでやってた?
滝川先生
年長から高2までピアノ、小1から小3まで書道を習っていた。ピアノは、小6になったときに一時的にやめています。周りの東大生も、小さい時に習い事をやっていた人は多い。特に、ピアノか水泳の人が多いと思う。
しろくまさん
勉強以外で中学受験に役に立ったと思う経験は?
滝川先生
家族でテレビのクイズ番組をよくみていました。みんなでクイズの問題を解く時に、ひらめき問題なら自分も参加できたので、ひらめき問題を解くことを楽しんでいた。また、歴史にまつわるクイズの問題なども、知識はなかったが参加したいという気持ちはあったので、番組をみている中で自然と単語を覚えていた。
しろくまさん
塾に通う前から成績は良かった?
滝川先生
塾に通う前から、小学校の成績はよかった。
しろくまさん
勉強は自分からしてた?
滝川先生
勉強は、全て自分からやっていた。家にゲーム機はなかったが、その代わりにパズルや本があったので、それらで楽しんでいたし、友達と遊ぶ時にDSを貸してもらうこともあった。
宿題もそれほど多くなかったので「宿題は、やるものだ」と自然に考えて取り組むことができた。
宿題もそれほど多くなかったので「宿題は、やるものだ」と自然に考えて取り組むことができた。
しろくまさん
親のサポートはどれくらいあった?
滝川先生
算数の問題がわからない時は、父親が嬉しそうに教えてくれた。(父親は中学受験の経験者)
学習スケジュールは自分で考えていた。生活面で、塾の送り迎えや、毎日のお弁当作りをやってもらっていました。
学習スケジュールは自分で考えていた。生活面で、塾の送り迎えや、毎日のお弁当作りをやってもらっていました。
しろくまさん
親のサポートで嬉しかったことは?
滝川先生
何も強制してこないことが、ありがたかった。全てのことに対して「私がやりたい」と話してから、やっていました。
しろくまさん
親のサポート(言動)で嫌だったことは?
滝川先生
姉も女子学院だったこともあり、女子学院以外の中学校(桜蔭など)の情報を親があまり教えてくれなかった。
しろくまさん
志望校を決めたのはいつ?
滝川先生
小5で模試を受ける時には、女子学院に決めていました。
しろくまさん
志望校の決め手は何?
滝川先生
女子学院に行った姉が楽しそうだったため。
しろくまさん
中学受験をして良かったことは?
滝川先生
自分の勉強のスタイルが確立したことです。中学受験で通っていた希学園は、塾の中で勉強を完結させるというスタイルでした。
平日は21時に塾が終わると、22時まで自習。夏休みも8時から9時まで自習して、9時から授業というスタイル。
大学受験の時も、家の近くの児童館で勉強していました。また、大学入って課題に追われている時も、家以外で課題を集中して終わらせて、家ではリラックスして過ごすようにしていました。
平日は21時に塾が終わると、22時まで自習。夏休みも8時から9時まで自習して、9時から授業というスタイル。
大学受験の時も、家の近くの児童館で勉強していました。また、大学入って課題に追われている時も、家以外で課題を集中して終わらせて、家ではリラックスして過ごすようにしていました。
しろくまさん
中学受験をして良くなかったことは?
滝川先生
小学5年生で日本に帰国をしたが、小学校では「中学受験をする子」と「中学受験をしない子」で、少し壁があった。
自分は中学受験をしていたので、中学受験をしない子とあまり仲良くなれなかったが、仲良くしたかったなと思っていました。
自分は中学受験をしていたので、中学受験をしない子とあまり仲良くなれなかったが、仲良くしたかったなと思っていました。
しろくまさん
中学受験で頑張ったエピソードを教えて。
滝川先生
小5の夏まではオーストラリアで国語と算数しかやっていなかったこともあり、理社の知識が完全に不足していた。それでも、小6の夏まではなんとかなっていたが、途中からどうにもならなくなった。
そこから希学園のチューターの先生に理社の基礎プリントを出してもらって、ひたすら解き続けていた。10月になって周りが過去問をドンドン解いている時も、みんなが小4の時にならっていたような理社の基礎プリントを解き続けて基礎固めをしていた。
応用問題はできるかどうかはわからないが、知識が問われる問題はやるだけ身につくと信じていたので、諦めずに基礎固めに取り組むことができた。
そこから希学園のチューターの先生に理社の基礎プリントを出してもらって、ひたすら解き続けていた。10月になって周りが過去問をドンドン解いている時も、みんなが小4の時にならっていたような理社の基礎プリントを解き続けて基礎固めをしていた。
応用問題はできるかどうかはわからないが、知識が問われる問題はやるだけ身につくと信じていたので、諦めずに基礎固めに取り組むことができた。
大学受験について
しろくまさん
いつから大学受験を意識して勉強しましたか?
滝川先生
高1の夏くらいから大学受験を意識した勉強をはじめました。女子学院の中には、中学から鉄緑会に通う人も多かったので、東大に行った人の中で高1の時点で塾に通っていない人は少数派でした。
しろくまさん
東大に行って良かったと思うことは?
滝川先生
部活をやっていることもあるが、他の旧帝大との交流が盛んなこと。
将来について
しろくまさん
どんな職業・仕事をしたいと考えていますか?
滝川先生
4月から日用品メーカーの分析部門に就職します。人がどういう行動をするのか考えるのが好きなので、どういう戦略で物を売ったら物が売れるかを考えて、自分の好奇心を刺激したい。仕事をしていく中で、自分を高めてもっと好奇心が刺激される環境に行きたいと思います。
中学受験生へのアドバイス
しろくまさん
いま成績が落ち込んでいる中学受験生にアドバイスするとしたら?
滝川先生
成績が落ち込む時期は必ずあります。そういう時期に難しい問題をやると、ドンドン「できない、できない」となって気持ちが落ち込んでしまいます。
そういう時期は、基礎固めなどそういう時期でもできて、後々にも役に立つようなことを勉強して楽観的に構えましょう。
そういう時期は、基礎固めなどそういう時期でもできて、後々にも役に立つようなことを勉強して楽観的に構えましょう。
また、親は子どもの成績に感情移入しすぎるのはやめましょう。成績が悪くて子どもが落ち込んでいる時に、一緒になって落ち込んでしまうと親子でハマってしまいます。
子どもが落ち込んでいる時は、子どもがひいてしまうくらい親は余裕を見せてあげた方がよいです。(子どもが調子に乗っている時は、少しは怒っても良いですが笑)
しろくまさん
中学受験で合格するために必要なマインドは?
滝川先生
中学受験は落ちたらやばいものではなく、受かったらより楽しいものです。そう思うことで、自主的に受験へ取り組むことができます。
わたしは、楽しくないことをやらされたくないという気持ちが強かったので、自分が決めて行動するなら、何がなんでも自分が楽しめるようにしました。
中学受験の時も、塾にいるのは自分と同じ学年のお友達だし、塾にいる時も楽しんでいました。そんな楽しいお友達と一緒に勉強して、一緒の学校に行けたら楽しいなと。
どの学校に合格するかはわかりませんが、自分が頑張った結果であれば、どの学校に行ったとしてもきっと楽しいはず。どうせ、その学校が大好きな母校になりますよ笑。
わたしは、楽しくないことをやらされたくないという気持ちが強かったので、自分が決めて行動するなら、何がなんでも自分が楽しめるようにしました。
中学受験の時も、塾にいるのは自分と同じ学年のお友達だし、塾にいる時も楽しんでいました。そんな楽しいお友達と一緒に勉強して、一緒の学校に行けたら楽しいなと。
どの学校に合格するかはわかりませんが、自分が頑張った結果であれば、どの学校に行ったとしてもきっと楽しいはず。どうせ、その学校が大好きな母校になりますよ笑。