水桜会講師の現役東大生、崔さんのインタビュー記事です。
本記事は、中学受験ブロガーのしろくまによる投稿となります。
講師自己紹介
名前:崔
学部:東京大学工学部
学年:大学3年生
出身高校:豊島岡女子学園 高等学校
出身中学:豊島岡女子学園 中学校
通っていた塾:日能研
中学受験について
本が好きな子は、いっぱい読むのがおすすめです。
母親から社会の単語シートをもらって、それを覚えて母親と一緒にチェックをして知識を定着させました。
小学校6年間は、母親は専業主婦をしていました。
勉強してて成績が落ちた時は厳しいことを言われなかったが、少し怠けていて成績が落ちた時は厳しいことを言われることもあった。
常に一緒にいてくれたので、受験生活の中で孤独感はなかった。
スマホは小5からもっていたが、友達とのLINEやゲームは中学生になるまで制限されていた。
ただ、中学生になってからは一時期やりすぎてしまい、時間制限がつけられてしまった。
1.机に向かって集中することができるようになった。
2.論理的に解けるようになった。頭を使えるようになった。
3.精神論かもしれないが、1つの目標に向かって最後までやり抜いたこと。
ただ、家族旅行は小5くらいまでは行くことができました。
大学受験について
高1の時に塾に入ると、先生に恵まれたこともあって数学が楽しくてのめり込んでいきました。
学校では、高2の半ばくらいから全科目頑張る雰囲気がありました。
中学に入った時点で鉄緑会などの塾に入っている子は一定数いるが、高1、高2とそれぞれの段階で入っていく子が増えていきました。
中学高校までの段階だと、親の財力や住んでいる地域が偏っていて価値観が似たような人が多かった。
ただ、東大は地方からの子や留学生など色んなバックグラウンドがある人がいて、一気にコミュニティが広がりました。
将来について
その目標を叶えるために、いま勉強している分野を活かしたいです。
中学受験生へのアドバイス
例1)勉強時間が確保できているのに成績が落ちている子
この場合は、勉強しているけど勉強の質が良くないので、塾やテストの復習をしていないと考えられます。そのため、一緒にノートを見たり、模試の結果を見たりして理解していない箇所を分析します。
例2)勉強が嫌いで、勉強をしないため成績が落ちている子
この場合は、そもそもいま何で勉強してるのか?将来、どうなりたいのか?といった、根本的なところを会話していきます。
①間違えた問題について、なぜ間違えたか言えるでしょうか?
例)××で計算ミスした/××算は解き方を知らない
②間違えた問題に対して、解答を見ずにできるようになるまで解き直しをしていますか?
③問題文を読んだ時に、図(面積図/線分図など)や表に整理せずに、頭の中だけで考えていませんか?
例)ノートを見たら式1個と答えだけ書いてあってどう考えたかわからない。
これら①②③に当てはまる場合は、以下の対策をしましょう。
①②に当てはまる場合:間違い直しノートを作ります。間違い直しノートには「間違えた問題の番号」「なぜ間違えたか」を書き、解き直しをします。
③に当てはまる場合:図や表が書けないのは、”書き方”を知らないからです。塾や家庭教師の先生に”図表の書き方”を教えてもらいましょう。
(”図表の書き方”は、問題の解き方と同義ではなく、線の引き方や四角の大きさなどです)
これらの対策の具体的なやり方について【授業があった日】と【授業がなかった日】にわけて説明します。できれば、毎日夜に30分〜1時間ほどとってやりましょう!
【授業があった日】
教科書やノートを一緒に見ながら何を習ったか説明してもらいましょう
説明があやふやな所があれ「なんでそうなるの?」と問いかけしましょう
お子さんが分からなさそうだったら、一緒に調べましょう
調べてもわからなければ、塾の先生に聞けるよう付箋を貼るなどしてあげましょう
【授業がなかった日】
問題集とノートを一緒に見ながら、お子さんに何をやったか説明してもらいましょう
保護者の手元に解答を用意し、お子さんのノートと解答を見比べます
解答に図があるのにお子さんのノートにはない場合は、その図を書く練習を一緒にしましょう
間違えた問題が出てきたら、その都度間違い直しノートを見ながらでもいいので「なぜ間違えたか?」「どう解けば答えがでるのか?」説明してもらいましょう
私の通っていた日能研の校舎では、毎週末のテストの総合1位~3位と、各科目1位に景品としてノートが渡されていました。(罫線があまり好きではなかったので、わたしはあまり使っていませんでしたが笑)
ノートの表紙には「○○テスト 総合1位 名前」という風に書かれていて誇らしかったです。またテストごとに景品のノートが配られるのでコレクションとして揃えるのが楽しみでした。
また、(当時の)日能研では漢字の小テストなどでいい点をとったりするともらえるポイントがありました。
○○ポイント貯めると、折りたたみ傘や置時計などと交換できるシステムだったので、欲しいもののために頑張って貯めた記憶もあります。