内容確認・更新:2026年11月5日
SAPIXの算数についていけないと感じたら、教材を追加する前に、授業のどこが理解できたかと、家庭で一人で解けるかを分けて確認します。宿題の取捨選択は、校舎の担当の先生と相談して決めましょう。
この記事はSAPIX小学部5年生の保護者向けに、復習の組み立て方を紹介するものです。水桜会による家庭学習の提案例であり、SAPIXの公式な学習指示や提携を示すものではありません。校舎・コースからの案内を優先してください。
SAPIXの5年生算数で確認しておきたいこと
SAPIX小学部の公式カリキュラムでは、5年生で割合・比・速さ・平面図形の相似などを学び、授業と家庭での復習を通じて定着させる流れが示されています。教材例にはデイリーサピックス、デイリーサポート、基礎力トレーニング、基礎力定着テストが挙げられています。出典:SAPIX小学部「5年生のカリキュラム」
教材名を知るだけでは、家庭で何を優先するかは決まりません。授業で扱った問題、指定された家庭学習、テストの誤答を並べて、理解が止まった箇所を探します。教材や指示の範囲は年度・地域・校舎などに応じて確認してください。
「ついていけない」場面を3つに分ける
| 場面 | 確認すること | 最初の対応 |
|---|---|---|
| 授業中から分からない | 前提となる計算や単元で止まっていないか | 分からなくなった問題と行を記録して質問 |
| 授業では分かるが家で解けない | 説明を聞く理解と自力での再現の差 | 基本問題の図・式を解説なしで作る |
| 宿題はできるがテストで取れない | 時間、条件の変更、解法の選択 | 単元を混ぜた少数問題と答案の分析 |
クラスや点数だけを見て判断せず、どの場面で困っているかを共有すると相談が具体的になります。宿題にかかった時間も一緒にメモしてください。
授業後から次の授業までの復習例
| タイミング | 取り組むこと | 終了の目安 |
|---|---|---|
| 授業当日 | ノートと問題を見て、理解できた点・疑問を整理 | 質問したい場所が分かる |
| 翌日 | 指定課題のうち基本的な問題を自力で解く | 図と式を見ずに作れるか確認 |
| 中盤 | 解けなかった内容を質問し、基本へ戻る | 分からない理由を説明できる |
| 後半 | 数値や条件の異なる類題で確認 | 同じ考え方を使える |
| 次の授業前 | 残る疑問と、前に間違えた問題を短く確認 | 次に相談する内容を決められる |
授業当日にすべてを解き直す前提ではありません。帰宅が遅い日は疑問のメモまでにして、翌日の枠へ回す方法もあります。国語・理科・社会や生活時間を含めて、無理のない予定に調整します。
宿題が終わらないとき、自己判断で難度を決めない
「この記号の問題は全員飛ばしてよい」など、教材上の区分だけで一律に判断するのは避けます。本人の到達度や目標によって優先する課題が異なるためです。校舎の先生へ、次の形で相談すると具体的に話せます。
相談メモの例:「今回の指定課題はここまで進みました。この3問は図までは書けますが、式が立ちません。家庭では算数の復習にこのくらい時間を使っています。次の授業までに優先する問題と、戻る基本問題を教えてください。」
- 終わった問題と、まだ手を付けていない問題を分ける。
- 考えて止まった問題には、どこまで分かったかを残す。
- ヒントを見て解いた問題と、自力で解いた問題を区別する。
- 次の授業までに使える時間を伝える。
テストの解き直しは、正解を写して終わらせない
デイリーチェックやマンスリー確認テストなどの答案では、「計算」「条件の読み取り」「方針」「時間配分」を分けます。単元が分かれば解けるのか、条件が変わると解けないのかを確認し、基本例題と類題を行き来してください。
たとえば割合で、値引き額と支払額を取り違えたなら、まず問いに線を引き、求める量を言葉にします。解法を覚え直す前に、何を聞かれているかを整理する練習が必要な場合もあります。具体例は小5の割合・比・速さの復習記事で紹介しています。
個別指導を併用するときに決めておくこと
併用は新しい宿題を増やすためではなく、現在の学習で不足する役割を補うために考えます。「今週の授業内容を説明できるようにする」「間違えた問題の基本へ戻る」「質問が解消しない箇所を確認する」など、目的を絞ります。
- 現在の教材・答案をもとに相談できるか。
- 子どもが自分で図や式を書く時間があるか。
- 授業後の復習が、塾の課題と重複しすぎないか。
- 担当講師と家庭で、今週の優先課題を共有できるか。
よくある質問
SAPIXの宿題を全部終えられません。どうすればよいですか?
実際にかかった時間と、解けない問題をまとめて校舎へ相談します。問題の区分だけで一律に飛ばすのではなく、本人に合う優先順位を確認してください。
復習だけでなく予習も必要ですか?
家庭で独自に負担を増やす前に、校舎の学習方針を確認します。前提単元の理解が不足している場合は、その補い方を相談してください。
個別指導を加えれば成績は上がりますか?
併用だけで成果は決まりません。補いたい課題を明確にし、授業後に自力で解けるかと、生活への負担を確認しながら進めます。
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